インプラント上部構造の不適合は、どこまで予後に影響するか。
不適合とスクリュー合併症に関連を認めた研究は1件。関連が一貫しないことは、不適合を許容してよい根拠ではない。
研究の日本語要約
複数ユニットのインプラント支持固定性補綴装置で、不適合が長期の臨床成績に及ぼす影響を調べた。
2025年12月まで5データベースと手検索を用い、6研究を採用。生存、スクリュー、補綴装置、周囲骨の4領域を評価した。
1研究で、不適合が大きいほどスクリュー合併症が多かった(p=0.005)。多くの研究では臨床成績との一貫した関連を認めなかった。
証拠は限られ、特に交絡の調整が不十分。不適合と骨吸収に明確な関連がないことを、安全性の証明とみなせない。
臨床への考察
製作・試適・装着時にどう適合を確認したかを記録し、技工側と判定基準を共有する。
緩みや破折が生じた際は、不適合だけに原因を求めず、補綴設計や咬合、装着条件も再評価する。
新たな測定法を採用する前に、原著での不適合の定義と自院の方法が対応しているかを確認する。
研究の限界
- 長期研究が少なく、交絡因子を十分に調整していない。
- 補綴装置や不適合の測定・閾値の詳細は全文確認が必要。
- 関連がないという結果は、重要な差を除外できたことを意味しない。
- 原文抄録を確認。全文の方法・補足資料は未確認。
AIによる編集解説。個別の診断・治療の指示ではありません。