根管内の冷却は、術後早期の痛みを減らすか。
疼痛発生のリスク比は0.72。早期の快適さに関する結果で、感染除去や長期治癒の比較ではない。
研究の日本語要約
根管内冷却が、室温の通常洗浄と比べて根管治療後の疼痛を減らすかを調べた。
2025年3月10日までの英語・中国語研究を検索し、16RCT、1,479人を統合。VASまたはNRSによる疼痛を評価した。
疼痛発生のリスク比は0.72(95%信頼区間0.62〜0.84)。疼痛強度も6、24、48時間で低く、72時間では効果が小さくなる傾向だった。
根管内冷却は術後早期の痛みを軽減する補助手段となる可能性がある。最適な方法や長期治癒への影響はこの抄録から判断できない。
臨床への考察
検討時は対象の歯髄・根尖病態、洗浄方法、冷却条件を原著で確認し、自院の手順との違いを整理する。
患者には初期疼痛への効果の可能性を説明し、根管治療自体の成功率が上がると表現しない。
導入する場合は術後の同じ時点で疼痛と追加対応を記録し、日常診療での利益を確認する。
研究の限界
- 患者の診断、冷却の方法、疼痛尺度が異なる。
- 標準化効果量を特定の疼痛尺度の点数に直接換算できない。
- 感染除去、長期の治癒、歯の維持は別途検証が必要。
- 原文抄録を確認。全文の方法・補足資料は未確認。
Cryotherapy as an adjunct in root canal therapy: a systematic review and meta-analysis.
AIによる編集解説。個別の診断・治療の指示ではありません。