原始性嚢胞性歯牙腫(archegonous cystic odontoma):複合性歯原性病変の広がりを示す症例
押さえるべきポイント
1
思春期後半女性の下顎に、石灰化を伴う大きな嚢胞性病変があった。
2
摘出後の病理所見により原始性嚢胞性歯牙腫に合致すると診断した。
3
18か月の再発所見はないが、病変の分類上の位置付けは議論が残る。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
思春期後半の女性に、5か月で増大する右下顎臼歯部の腫脹を認めた。CTでは3.9×3.2×6.2cmの境界明瞭な嚢胞性病変、内部石灰化、皮質骨菲薄化、埋伏下顎第三大臼歯を認め、全身麻酔下で摘出した。病理では歯原性上皮、エナメル芽細胞様の基底細胞、極性反転、星状網様部、幻影細胞、歯の硬組織を認め、原始性嚢胞性歯牙腫に合致するとされた。18か月で骨改造が完了し再発所見はなかった。著者らは分類上の位置付けになお議論があるとし、臨床・画像・病理の統合を重視する。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:歯原性嚢胞性病変の鑑別と経過を示す資料である。画像だけでの確定診断や、摘出後の再発がないことを一律に保証しない。
限界と注意点
- 編集考察:単一症例で、確定年齢や長期再発率は抄録にない。まれな病変の分類を確立したり標準術式を定めたりする研究ではない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-15、更新:2026-09-15。照合日:2026-09-15
原文・出典
Archegonous cystic odontoma: expanding the spectrum of hybrid odontogenic lesions.
Kulkarni G, Pise S, Dhawan A, Chugh A, S G.
BMJ case reports
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-15。診療分野:口腔外科(仮分類)