術前イブプロフェンは小児の深在性う蝕治療中の痛みを軽減するか
押さえるべきポイント
1
原試験を紹介する論評で、解析対象は44人である。
2
術中VASは投与群で有意に低く、歯髄近接時の脈拍上昇も小さかった。両群とも基準時から脈拍は有意に上昇した。
3
術後1・3・7日のVASに有意な群間差はなかった。根尖開放対閉鎖でも投与群p=0.49、対照群p=0.69と有意差を認めなかった。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
可逆性歯髄炎の下顎大臼歯を治療した小児の無作為化試験を紹介する論評である。術前40分にイブプロフェン10 mg/kgを投与する群と無投与群を比較し、44人の術中VAS(0~10)は0.64±1.14対5.05±3.51、平均差−4.41(95%信頼区間−5.78~−3.04、p<0.001)だった。一方、術後1・3・7日の疼痛に有意差はなかった。編集考察:この資料は原試験の論評であり、術中の差を術後鎮痛まで拡張できない。また除外例を「各群から」としつつ「無作為化前」と記すため、対象者の割付過程は原試験で確認を要する。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:術前鎮痛の検討材料にはなるが、この論評だけで全小児への一律投与や術後効果を勧めることはできない。
限界と注意点
- 編集考察:無投与対照の単盲検試験を紹介する抄録であり、除外と割付の時点に不明確さがある。複数の歯髄保存処置も含む。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-15、更新:2026-09-15。照合日:2026-09-15
原文・出典
Does preoperative ibuprofen reduce pain during treatment of deep caries in children?
Baranowski M, Taylor GD.
Evidence-based dentistry
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-15。診療分野:小児歯科(仮分類)