口腔乾燥・唾液分泌低下のある患者の補綴治療転帰:スコーピングレビュー
押さえるべきポイント
33研究を統合し、補綴の種類ごとに異なる転帰を整理。
インプラント生存と、生物学的・機能的成功は区別が必要。
固定性修復の失敗リスクの知見は単一の後ろ向き研究に限られる。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
18歳以上の口腔乾燥・唾液分泌低下と補綴治療転帰を扱う33研究を、記述的に統合したスコーピングレビューである。インプラント生存率は概して高かったが、放射線による唾液分泌低下例では、部位の線量や乾燥重症度と失敗の関連を示す観察研究があった。可撤性義歯では満足度や機能の低下と一貫した関連があり、唾液分泌低下例で義歯安定剤による維持改善が報告された。固定性修復の失敗リスクの知見は単一の後ろ向きコホートに限られた。主観的乾燥は測定唾液流量より口腔関連QOLと強く関連した。根拠は短・中期の観察が中心で、生物学的・機能的な総合的成功の評価は不足している。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:補綴の種類や乾燥の背景によって転帰の根拠が異なる。インプラントの生存率を、機能・満足度を含む総合的成功や長期の安全性と同一視することはできない。
限界と注意点
- 編集考察:短・中期の観察が中心で、乾燥の原因や補綴方法ごとの長期比較を確定できない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-15、更新:2026-09-15。照合日:2026-09-15
原文・出典
Dental prosthetic treatment outcomes in patients with xerostomia and hyposalivation: A scoping review.
Mukaibo T, Kondo Y, Munemasa T, Nodai T, Takahashi M, Muranaka T, Hosokawa R, Masaki C.
Journal of prosthodontic research
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-15。診療分野:補綴(仮分類)