次世代シーケンシングによる小児口腔疾患の細菌叢解析:系統的レビュー
押さえるべきポイント
1
4,767記録から61研究を採用し、異質性により記述的に統合。
2
α多様性の変化より菌群構成の違いが一貫していた。
3
疾患と採取部位に固有の変化として捉える必要がある。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
口腔疾患のある0~18歳と健康対照の口腔細菌叢を、16S rRNA遺伝子シーケンシングで比較した研究の系統的レビューである。2015~2025年の文献を検索し、4,767記録から61研究を採用した。研究の多くは横断的で、異質性のため記述的に統合した。疾患に伴う菌群構成の違いは、α多様性の一様な変化より一貫していた。う蝕は酸産生菌と関連し、歯のフッ素症、口臭、歯肉炎では蛋白分解や硫黄代謝等に関わる機能的変化がみられた。著者らは、疾患と採取部位に固有の構成変化を重視している。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:小児口腔疾患に伴う菌叢の違いを理解する背景資料である。多様性や特定菌の所見を用いた診断性能、菌叢への介入の治療効果は、この抄録では確定できない。
限界と注意点
- 編集考察:大半が横断研究で、菌叢変化の原因・結果や、菌叢を変える治療の効果は確定できない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-15、更新:2026-09-15。照合日:2026-09-15
原文・出典
Mapping the oral microbiome in children with oral diseases using next-generation sequencing: a systematic review.
Alsaid M, Ekambaram M, Heng NCK, Hasmun NN.
Journal of oral microbiology
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-15。診療分野:小児歯科(仮分類)