タイの一部集団における下顎第一大臼歯の近心中央根管形態と髄床底解剖との関係:マイクロCT解析
押さえるべきポイント
724歯をCBCTでスクリーニングし、MMCを認めた49歯をマイクロCTで解析した。MMC形態では合流型が63.3%を占めた。
MMC根管口の90%は髄床底から垂直距離1.5mm以内にあったが、髄床底の型とMMCの存在に有意な関連はなかった。
MMC周囲の象牙質は一部の比較部位で他の近心根管より有意に薄く、MMCの型による厚さの有意差は認めなかった。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
タイの一部集団に由来する根完成下顎第一大臼歯724歯をCBCTでスクリーニングし、近心中央根管(MMC)を認めた49歯をマイクロCTで詳しく解析した。髄床底は歯科用顕微鏡で観察し、象牙質の最小厚さも測定した。MMCは他の根管に合流する型が63.3%で最も多く、フィン型28.6%、独立型6.1%と続いた。根管口の90%は髄床底から垂直距離1.5mm以内に位置した。MMC周囲の象牙質は近心頬側根管の中央・根尖部、近心舌側根管の根尖部より有意に薄かった。一方、MMCの型による厚さの有意差はなく、髄床底の型とMMCの存在にも有意な関連はなかった(P=0.106)。髄床底の峡部からMMCの存在を断定することはできず、探索時には薄い象牙質への配慮を要する。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
MMCを探す際の位置関係と残存象牙質の理解に役立つが、峡部の有無だけで追加根管を予測できない。髄床底から1.5mmという観察値を、一律の切削範囲や安全限界に置き換えないことが重要である。
限界と注意点
- 形態解析の対象はCBCTでMMCを検出した歯に限定される。髄床底別頻度の分母の詳細は抄録に示されず、探索深さ1.5mmの安全性を検証した研究でもない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-15、更新:2026-09-15。照合日:2026-09-15
原文・出典
Morphology of the Middle Mesial Canal in Permanent Mandibular First Molars and Its Relationship to Pulpal Floor Anatomy in a Thai Subpopulation: A Micro-Computed Tomographic Analysis.
Onsiri N, Vibulchareonkitja P, Ongchavalit L.
European endodontic journal
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-15。診療分野:歯内療法(原資料から分類)