小児の歯髄処置中のVR:気をそらす工夫の効果と限界。
自己評価の疼痛は低い傾向だが、研究間の違いが非常に大きい。すべての子どもに同じ効果を期待しない。
研究の日本語要約
小児の歯髄処置で、没入型VRによる注意転換が痛みや不安を減らすかを調べた。
7RCTを質的に整理し、並行群3試験の疼痛をランダム効果モデルで統合した。
自己評価疼痛の標準化平均差は−1.28(95%信頼区間−2.49〜−0.07)。異質性は非常に高く(I²が93%超)、生理指標の結果も一貫しなかった。疼痛・不安の確実性は低とされた。
VRは行動支援の補助手段となる可能性があるが、標準的な日常使用を推奨するには、手順をそろえた研究が必要。
臨床への考察
使用前に本人の希望や装着への反応を確認し、合わない場合には別の行動支援を選べるようにする。
視聴中も意思疎通ができる方法を決め、不快感や中止の合図を見逃さないようにする。
試行では処置内容と本人の痛み・不安の評価を記録し、機器の新しさだけで効果を判断しない。
研究の限界
- 試験数が少なく、研究間の異質性が非常に大きい。
- VRの内容や対照、評価尺度が統一されていない。
- 標準化した方法による再現性の確認が必要。
- 原文抄録を確認。全文の方法・補足資料は未確認。
AIによる編集解説。個別の診断・治療の指示ではありません。