下顎第三大臼歯抜歯後のトラマドール鎮痛とOPRM1 A118G:53人の前向き薬理遺伝学研究
押さえるべきポイント
OPRM1 A118G(rs1799971)はARMS-PCRで解析し、全例でアドレナリン添加2%リドカインによる局所麻酔を用いた。
遺伝子型頻度はHardy-Weinberg平衡にあり、SPID、VAS低下、Pain Rating Index変化、反応者割合のいずれも遺伝子型と有意に関連しなかった(すべてP>0.05)。
著者らはOPRM1と、トラマドール代謝に関わるCYP2D6の両方を解析する、より大きな研究が必要としている。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
埋伏下顎第三大臼歯を抜歯した成人53人で、OPRM1 A118Gとトラマドールへの早期鎮痛反応の関連を調べた前向き研究。術後の疼痛出現後に50 mgを投与し、2・4・6時間の疼痛を評価した。主要評価項目の2~6時間の累積疼痛強度差(SPID)を含め、遺伝子型との有意な関連は認められなかった。ただし、影響がないことを確証する結果ではない。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:抜歯後鎮痛の個人差を考える資料だが、この単一多型に基づくトラマドール選択や投与量変更を支持する結果ではない。
限界と注意点
- 編集考察:対象53人、観察は6時間までであり、抄録には群間差の推定値や信頼区間がない。有意差がないことから、遺伝子型の影響がない、あるいは長期の鎮痛反応も同じとは結論できない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-16、更新:2026-09-16。照合日:2026-09-16
原文・出典
Role of <i>OPRM1 A118G</i> polymorphism in tramadol analgesia following third molar surgery: a pharmacogenomic study.
Dalvi S, Halder S, Kar R, Grewal H, Gupta R, Almeida EA, Arora G.
Pharmacogenomics
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-16。診療分野:口腔外科(仮分類)