頭頸部癌のリスク・診断・転帰と口腔細菌叢の関連を整理したスコーピングレビュー
押さえるべきポイント
各研究の標本数は5~499で、対象は主に50歳超・男性だった。105研究中64件(61%)がアジア、58件(55%)が口腔癌に関する研究である。
病期の報告は63研究(60%)、生存の報告は18研究(17%)。単一の臨床試料を分析した研究が94件(90%)で、DNA抽出法やプライマーは研究間で異なっていた。
増加が最も多く報告された菌種はFusobacterium nucleatum(7研究、7%)、減少はHaemophilus parainfluenzae(9研究、9%)。公開データへのリンクは58研究(55%)にあった。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
2011~2024年の文献を検索し、頭頸部癌と口腔細菌叢を扱う105研究を記述的に整理した。アジアの研究が64件、口腔癌を対象とする研究が58件を占めた。菌種の増減は研究間で大きく異なり、病期を報告したのは63研究、生存を報告したのは18研究だった。細菌叢の診断・予後上の位置付けを確定するには、より大規模で質の高い研究が必要とされた。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:頭頸部癌と口腔細菌叢の研究課題を把握する資料になるが、特定菌の検出を癌のスクリーニングや予後判断に用いる妥当性は、この整理だけでは確立しない。
限界と注意点
- 編集考察:小規模研究が多く、試料・解析方法も異なる。菌種の増減が報告された研究数は患者単位の効果量ではなく、癌の原因や予後予測能を直接示す値ではない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-16、更新:2026-09-16。照合日:2026-09-16
原文・出典
Associating the oral microbiome across the head and neck cancer continuum: a scoping review.
Beacher NG, Riggio M, Khan A, Butcher MC, Delaney C, Conway DI.
Critical reviews in microbiology
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-16。診療分野:口腔外科(仮分類)