歯科処置におけるAR・MRとAIの役割を整理したスコーピングレビュー
押さえるべきポイント
PubMed、Scopus、Web of Scienceの1,457件から15研究を採用。MRナビゲーションの三次元進入点偏位0.417 mmなどの例が報告された。
矯正用ミニインプラントでは未経験術者の角度精度に最大72%の改善があり、歯内療法のアクセスや支台歯形成では組織切削量の抑制が報告された。頬骨インプラントの精度改善にはロボットによる安定化の追加が必要だった。
AR・MRは術中の可視化・誘導に使われたが、AIは主に準備工程を支える役割で、術中実行への統合は示されなかった。
研究を読み解く
原文抄録に基づく日本語要約。全文翻訳ではありません。
2025年6月までの文献から、拡張現実(AR)・複合現実(MR)を歯科処置に使った15研究を整理した。主な対象はインプラントで、ナビゲーション精度の改善が報告された一方、頬骨インプラントでは一部の精度指標でフリーハンドを上回らなかった。AIの使用は少数の研究に限られ、画像分割・位置合わせ・計画支援など準備段階が中心だった。多くは実験室または概念実証研究で、臨床効果は未確立である。
診療との接点を考える
編集上の考察。個別の治療指示ではありません。
編集考察:導入を検討する際には、処置ごとの精度、術者経験、補助装置の条件を分けて評価する資料となる。患者の合併症や治療成績の改善は、このレビューからは確定できない。
限界と注意点
- 採用研究はin vitro・概念実証デザインが主体である。技術的実行可能性を示す段階にあり、独立したシステム検証を伴う多施設無作為化試験が必要とされる。
- 編集考察:0.417 mmや最大72%は個別の報告例で、全処置に共通する統合効果量や患者利益として扱うことはできない。
AIによる執筆と別工程の原文照合。歯科医師未監修。初版:2026-09-16、更新:2026-09-16。照合日:2026-09-16
原文・出典
Augmented and mixed reality as auxiliary tools in dental procedures and their integration with artificial intelligence: a scoping review.
Pinós M, Sesma N, Flach G, Mukai E.
Journal of dentistry
原著公開:(オンライン公開日)
出典確認:2026-09-16。診療分野:インプラント(仮分類)